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メニエール病とはどんな病気?

メニエール病とはどんな病気?

メニエール病




メニエール病の年齢

めまいの病気でもっとも知られているのがメニエール病です。あまりに有名なので、脳以外が原因のめまいをすぐ「メニエールだよ?」と内科の先生は言います。しかし、メニエ-ル病はめまいの中で数%しかみられません。メニエール病は内耳に障害をおこす病気で、突然激しい回転牲のめまいが起こり、耳鳴り難聴が伴います。発作は普通30分位で、一日以内には治まりますが、このような激しい発作を繰り返すのがこの病気の特徴で、はじめは、めまい感が強いため難聴や耳鳴りなどの蝸牛症状に気がつかないこともあり、発作を何回か繰り返すうちに、蝸牛症状を伴うことに気づきます。難聴や耳鳴りは発作がおさまると前の状態に戻りますが、聴力は徐々に悪くなります。

 メニエール病をおこす原因は、内耳の水ぶくれであると考えられています。現在メニエール病のもとになる病態が内リンパ水腫であることはわかっていますが、内リンパ水腫がなぜできるのかは、はっきりわかっていませんので、メニエール病を根本的に治療する方法はいまのところありません。
 日常的に行なわれている治療法は、発作をおこす前に、水腫をなくしてしまおうという方法で、浸透圧利尿剤や、利尿効果のあるくすりを経口摂取するという対症療法で発作をおこさないようにする予防手段です。
 しかし、薬による治療効果が得られない場合は、手術的に内耳の水ぶくれを取り除く処置をおこないます。手術にふみきるめやすは、

  1. 半年以上薬物療法を行なっているにもかかわらず、めまい発作をしばしば繰り返す
  2. 聴力が急激におとろえる
  3. めまい発作を繰り返すため、日常生活に支障をきたす

等です。この手術は、どこの耳鼻科でもできるものではなく、めまい手術を専門に行なえる病院は限られています。

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