突発性難聴 ある日突然、片耳が聞こえない…
突発性難聴 ある日突然、片耳が聞こえない…
突発性難聴は原因不明の疾患ではありますが、ウイルスによる感染や内耳(蝸牛)の循環障害などの要因が主に考えられます。精神的に、あるいは体力的にストレスを感じた後に発症する人が多いため、最近はストレスが原因の患者も増えていると見られます。
症状
この病気は、急激に聴力を失うのが主な特徴で、ほとんどの場合片方の耳だけ聞こえが悪くなります。同時に高音の大きな耳鳴りや耳がふさがったような閉塞感も伴います。さらに前庭・半規管まで障害が広がると、体がぐるぐる回っているかのような回転性のめまいが起き吐き気を催すこともあります。
対策と治療の方法
- 単なる耳鳴りとの思い込みは危険です。
- 自覚症状があったらまず体を安静にしたうえで、早期に治療を始める事が回復のかぎです。(できれば発病後4日以内)
- 特に治療の開始時間が遅れるほど予後は悪くなるため要注意です。
- 1ヵ月を過ぎてしまうと治療の効果は、ほとんど期待できません。
ステロイド剤や細胞の代謝を活発にするビタミンB剤、内耳の栄養状態を良くするため血液循環改善剤などの薬物投与。さらに血液に酸素をより多く溶け込ませて細胞の活性を促す高圧酸素療法を総合病院に依頼する必要もあります。